ドイツ放射線防護協会―がれき受け入れに警鐘、運搬中止を勧告
チェルノブイリ研究者「がれき移動は危険」「セシウム137は心臓疾患を引き起こしやすい」
がれき受け入れについて医師の立場から反対「多大な健康被害を起こす汚染となる」
「セシウム沈着量が多い地域に住む人ほど、がんの発生率が高まる」スウェーデン・トンデル博士
放射線による発がんリスクで提言 女性は男性の1・5倍
「低線量被曝でもDNAは損傷を受け、突然変異を起こす。」スイスの内科医マルティン・ヴァルター氏
「放射性物質は少ない数でも細胞の核に複雑な損傷を残す」放射線医学総合研究所の元主任研究官
ノーベル賞医師団の警告『福島、栃木、茨城、宮城から避難必要』『東京は高濃度汚染地域のど真ん中』

2012年02月15日

「土壌のセシウム沈着量が多い地域に住む人ほど、がんの発生率が高まる」スウェーデン・ヨーテボリ大学 トンデル博士が語るチェルノブイリ事故の事例(1)

 東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質の拡散が、人体にどのような影響を及ぼしうるのか――。専門家の間でもさまざまな意見が飛び交い、明快な結論が出ていない疑問である。
 これに対して、福島原発と同じ「レベル7」の重大事故となったチェルノブイリ原発事故に関連して、人体への影響を研究したスウェーデン・ヨーテボリ(イェーテボリ)大学のマーチン・トンデル博士(写真)が1月末に来日。福島市内で行った講演(主催:NPO法人エコロジー・アーキスケープ、国際環境NGO FoE Japan)の中で、興味深い研究結果を紹介した。

「土壌のセシウム沈着量が多い地域に住む人ほど、汚染のない地域に住む人に比べ、がんの発生率が高まる」

 講演は、京都大学原子炉実験所の今中哲二助教が解説・通訳を務める中、トンデル博士が2004年に発表した「北スウェーデンでのがん発生率増加はチェルノブイリ事故が原因か?(Increase of regional total cancer incidence in north Sweden due to the Chernobyl accident?)」と題する研究結果を基に行われた。

 トンデル博士は、1986年のチェルノブイリ原発事故の後、スウェーデンに飛散した放射性物質の影響を調査。「土壌のセシウム沈着量が多い地域に住む人ほど、汚染のない地域に住む人に比べ、がんの発生率が高まる」という結論に至ったという。

 当時、トンデル博士はスウェーデンの21州のうち7州を選び、そこに住む0〜60歳の約114万人を対象に、88〜96年の9年間に及ぶ追跡調査を行った。

 トンデル博士は、セシウム137の土壌沈着量に応じて対象地域を6つにグループ分けした。汚染度が1平方メートル当たり3000ベクレル以下の地域を「汚染のない地域」と見なし、そのグループを基準として、汚染度が高くなるにつれ、がんの発生率がどう変化するかを調査した。

 このようにして「汚染のない地域」と比較した場合の、相対的ながん発生リスクを調べた結果、汚染度が高くなるにつれて、がん発生のリスクがしだいに大きくなる傾向が認められた。そして、1平方メートル当たり10万ベクレルのセシウム137の汚染があった場合、汚染がない場合と比べてがんの発生率が11%高まることが、統計学的に明らかになったという。
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/5da8c07a04df4e96d9b9194d78042867/


焼却灰8000ベクレル以下、埋め立て容認-環境省


Increase of regional total cancer incidence in north Sweden due to the Chernobyl accident?(PDF)
posted by Radioactive at 19:40| Comment(0) | 被曝と健康被害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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